顎関節症とは
顎関節症は、現代病のひとつとして、最近特に多くの方に見られるようになってきました。
顎関節症は、下顎の関節頭が頭蓋骨にある関節円盤に不均等にあたることによって、関節全体に負荷がかかり、雑音や痛み、口が開かなくなるなどの症状が起こる病気です。
顎関節症の原因
TCH(歯の接触グセ)のコントロール
マウスピースの装着
TCH(歯の接触グセ)によって顎に負担がかかり、顎関節症を起こしている場合は、マウスピース(ナイトガード)を使って改善を図ります。
これは、寝ている間に上の歯にマウスピースを装着する治療法です。
マウスピースの装着によって、顎関節や顎の周辺の筋肉への負担を軽減し、顎関節を正常な位置へと導きます。
なお、歯ぎしりや食いしばりは、寝ているときに無意識に行っていることも多く、ご自身では自覚がない方がほとんどです。
歯ぎしりや食いしばりの癖は顎関節症を引き起こすだけでなく、歯そのものがダメージを受け、歯が欠けたり、割れたり、グラグラしてきたりすることもありますが、マウスピースを装着することによって歯ぎしり・食いしばりから歯を守ることもできます。
スポーツ用マウスピース
市販のマウスピース(マウスガード)はスポーツ専門店で見かけますが、すべての方に合うように制作されているので、人によっては装着時の噛み合わせが悪かったり、使用中にずれたりしてしまうことが多くあります。
歯科医院で作製できるマウスピースは個人の歯を型採りして、しっかりと食いしばれるようにつくっていきます。
装着が義務化されているスポーツ
・アメリカンフットボール
・ラグビー(13~19歳)
・ボクシング、キックボクシング、その他顔を殴打される格闘技全般
・女子ラクロス
・アイスホッケー(20歳以下)
・フィールドホッケー(中学生)